マツタケ菌根形成のためのアカマツの根系操作(Ⅰ)表土の掻き取りと被覆による根の誘導方法の検討

  • 藤田 徹
    1) 京都府農林水産技術センター 農林センター 森林技術センター 〒629-1121 京都府船井郡京丹波町本庄土屋1
  • 藤田 博美
    1) 京都府農林水産技術センター 農林センター 森林技術センター 〒629-1121 京都府船井郡京丹波町本庄土屋1

書誌事項

タイトル別名
  • Treatment of Japanese red pine (Pinus densiflora) root systems toinduce mycorrhizal formation in Tricholoma matsutake (I): Methods for guiding root growth by exposing the surface topsoil and covering the ground with different substrates
  • マツタケ菌根形成のためのアカマツの根系操作(1)表土の掻き取りと被覆による根の誘導方法の検討
  • マツタケキン コン ケイセイ ノ タメ ノ アカマツ ノ コンケイ ソウサ(1)ヒョウド ノ カキ トリ ト ヒフク ニ ヨル ネ ノ ユウドウ ホウホウ ノ ケントウ

この論文をさがす

抄録

地上でマツタケの菌根形成を行うため,宿主であるアカマツの根を土壌表面に誘導する方法について,その最適条件を検討した.林地で表土を掻き取って鉱物質土壌層を露出させた箇所に被覆処理を行い,処理区の土壌表面で観察されるマツの成長中の根端数を調査し,鉱物質土壌層を露出させる際の土壌の掻き取り強度及び処理区表面の被覆方法について検討した.その結果,被覆法は,不織布と土壌または土壌を詰めた土のうで被覆する方法が優れていた,土壌の掻き取り強度は林地の環境によって適する強度が変わる可能性があり,なお検討を要する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ