病理組織学的所見と治療経過から確定診断に至ったセリアック病の1例

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  • Celiac disease:a case report detailing clinical and pathological improvement with a gluten-free diet

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抄録

<p>60歳代の女性.1日20行以上の水様性下痢が数週間持続し当科紹介となった.上部消化管内視鏡で十二指腸球部に発赤をともなう粗造な粘膜を認め生検を施行し,組織学的に絨毛の萎縮および著明なリンパ球浸潤を認め,セリアック病が疑われた.グルテン除去食を開始し,下痢症状の改善を認めた.血清抗体およびHLA検査は陰性であったが,病理所見とグルテン除去食で臨床症状の改善を認めた経過から,最終的にセリアック病と診断した.</p>

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