地方鉄道再生の合意形成過程において市民組織が果たした役割に関する研究 ―福井県における事例を踏まえて―

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY ON THE ROLE OF CITIZEN ORGANIZATIONS IN THE PROCESS OF BUILDING CONSENSUS FOR REGENERATION OF LOCAL RAILWAYS —BASED ON THE CASE IN FUKUI PREFECTURE—

抄録

<p> 地方鉄道における存廃議論の過程において市民による存続運動が展開される例は少なくなく,実際に存続が決まったいくつかの鉄道においては,市民組織などが大きな役割を果たしたと考えられる例がみられる.本研究では福井県のえちぜん鉄道を対象として,「乗って残そう」などの利用促進活動とは異なる,研究者・マスコミ・地方議員なども参画する新しいタイプの市民組織による活動に着目し,それらが合意形成過程において果たした役割を明らかにする.本研究で対象とする市民組織は一般市民としての立場に留まらず,鉄道の公的価値の評価に関する学術的・科学的視点からの分析・啓発や,マスコミ・地方議員も巻き込んだ合意形成活動などを含むものであり,従来は研究対象として取り上げられることも行政等の公式記録などに残ることもなかったものである.</p>

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参考文献 (18)*注記

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