2017年春季に長崎県浅茅湾で発生した養殖クロマグロ幼魚の斃死要因

書誌事項

タイトル別名
  • Factors causing mass mortality of cultured young bluefin tuna <i>Thunnus orientalis</i> during the spring of 2017 in Asou bay, Nagasaki, Japan
  • 2017ネン シュンキ ニ ナガサキケン アサジワン デ ハッセイ シタ ヨウショク クロマグロ ヨウギョ ノ ヘイシ ヨウイン

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抄録

<p> 2017年4月に長崎県対馬市浅茅湾で養殖クロマグロの幼魚約2,400尾が斃死した。斃死魚の鰓には住血吸虫卵の蓄積が認められたが,蓄積が軽度の魚も斃死していた。斃死発生前後には有害プランクトンHeterosigma akashiwoが13-90 cells mL−1出現していた。住血吸虫卵密度およびH. akashiwo細胞密度は,それぞれ単独では斃死を引き起こす程度ではなかったが,両者は共に鰓に影響を及ぼすことから,相乗効果により斃死が引き起こされた可能性がある。</p>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 87 (4), 367-374, 2021-07-15

    公益社団法人 日本水産学会

参考文献 (19)*注記

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