顎関節や咀嚼筋を考慮した咬合異常への対応法

DOI Web Site Web Site 参考文献5件
  • 山口 泰彦
    北海道大学大学院歯学研究院口腔機能学分野冠橋義歯補綴学教室
  • 後藤田 章人
    北海道大学病院高次口腔医療センター顎関節治療部門

書誌事項

タイトル別名
  • Methods for dealing with malocclusion taking the temporomandibular joints and the masticatory muscles into consideration
  • ガク カンセツ ヤ ソシャクキン オ コウリョ シタ コウゴウイジョウ エ ノ タイオウホウ

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説明

<p>　顎関節症患者の咬合異常の診断・治療は，顎関節症の原因としての咬合異常，顎関節症の関節や筋肉の病態に起因して起こる二次的咬合異常など，顎関節症患者に見られる咬合異常の多様性を理解したうえで行わなければならない．本稿では，顎関節症患者における顎関節や咀嚼筋の状態を考慮した咬合異常への対応法を概説した．顎関節症に限らない日常の補綴歯科臨床においても，関節の位置関係や神経・筋活動が咬合接触に及ぼす影響を考慮に入れた幅広い視点が必要である．そのため，顎関節症における咬合治療のあり方を理解することは，すべての患者に対する咬合治療のスキルアップのためにも役立つものと考えられる．</p>

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