超広帯域メアンダ4アームBORアンテナ

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タイトル別名
  • Hyper-Wideband Meander Four-Arm BOR Antenna

抄録

超広帯域特性及び低姿勢構造を有するメアンダ4アームBORアンテナを提案している.このアンテナは2.78 GHzから49.5 GHzまでの約179% (1 : 17.8)の帯域に渡って2以下の電圧定在波比(VSWR)を有する.はじめに,給電回転対称体(BOR)素子の周囲に四つの直線状寄生素子を配置した構造を検討している.このアンテナを4アームBORアンテナとよぶ.4アームBORアンテナの寄生素子は低周波数領域におけるインピーダンスを改善している.その結果,VSWRが2以下となる下限周波数はBOR素子単体の4.9 GHzから4.0 GHzへと低減する.次に,4アームBORアンテナの直線状寄生素子を屈曲することにより,広帯域特性を維持したまま,アンテナ上部面積の縮小化を図る.最後に,下限周波数の更なる低減のために,屈曲した寄生素子にメアンダ構造を導入している.メアンダ構造の導入により,下限周波数を2.78 GHzまで更に低減している.このとき,下限周波数2.78 GHzにおけるアンテナ高は約0.09波長と低姿勢である.試作アンテナを用いた実験結果は解析結果とよく一致している.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390851817141023360
  • DOI
    10.14923/transcomj.2020jbp3069
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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