ラット血清及び血漿を用いたアルカリフォスファターゼ(ALP)測定におけるJSCC法とIFCC法の比較

  • 舘岡 孝
    田辺三菱製薬株式会社 創薬本部 安全性研究所
  • 小池 智宏
    田辺三菱製薬株式会社 創薬本部 安全性研究所
  • 井上 芳已
    田辺三菱製薬株式会社 創薬本部 安全性研究所
  • 泊 泰三
    田辺三菱製薬株式会社 創薬本部 安全性研究所
  • 稲村 直樹
    田辺三菱製薬株式会社 創薬本部 安全性研究所
  • 桝富 直哉
    田辺三菱製薬株式会社 創薬本部 安全性研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison of JSCC method and IFCC method on measurement of serum and plasma alkaline phosphatase (ALP) measurement in rats

説明

<p>2020年4月1日より,アルカリフォスファターゼ(ALP)の測定方法が,日本臨床化学会の常用基準法(JSCC法)から,国際臨床化学連合の基準測定操作法(IFCC法)へ変更された.ヒトにおいてIFCC法への変更に関する注意点は報告されているが,非臨床分野での報告は少ない.そこで我々は,毒性試験でよく用いられるラットの血清及び血漿を用いて,ALPのJSCC法とIFCC法での測定結果を比較した.</p><p>試薬は,シグナスオート ALP-IF(株式会社シノテスト)及びクイックオート ネオ ALP-JS(株式会社シノテスト)を用いた.</p><p>サンプルとして,ALPアイソザイムを変動させる以下の3種類の血液サンプルを取得した.①肝臓由来アイソザイム変動サンプルとして,ラットに1-Naphthylisothiocyanate(ANIT)を単回投与した血液サンプル.②小腸由来アイソザイム変動サンプルとして,解剖前日に非絶食を実施したラットの血液サンプル.③骨由来アイソザイム変動サンプルとして,20週齢ラットの血液サンプル.</p><p>本報告では,ALPのJSCC法とIFCC法での測定結果を比較し,IFCC法で測定する際の留意点などを報告する予定である.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390851961198502912
  • NII論文ID
    130008073813
  • DOI
    10.14869/toxpt.48.1.0_p-73
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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