書誌事項
- タイトル別名
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- Active sensory training for severe hand anesthesia with left hemiplegia after chronic stroke:
- 左手に強い体性感覚障害のある慢性期脳卒中患者に対する能動的感覚再学習の試み : 事例報告
- ヒダリテ ニ ツヨイ タイセイ カンカク ショウガイ ノ アル マンセイキ ノウソッチュウ カンジャ ニ タイスル ノウドウテキ カンカク サイガクシュウ ノ ココロミ : ジレイ ホウコク
- A case study
- ─事例報告─
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抄録
要旨:体性感覚障害は脳卒中後にしばしば起きる症状だが,体性感覚障害に対する介入が,対象者の内観や生活行動にどのような変容をもたらすかは明らかでない.今回我々は,重度の体性感覚鈍麻によって,日常生活で左手の使用に困難をきたした脳卒中慢性期の男性を経験した.Careyらが示した原則(1993,2012)に準じて,体性感覚刺激を弁別したり同定したりする能動的感覚再学習を1回1時間,週2回,8週間行ったところ,左手の体性感覚の一部と日常生活における使用感が改善した.改善の背景に,残存能力を用いた意識的な代償がうかがわれ,能動的感覚再学習がそれを促した可能性が考えられた.
収録刊行物
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- 作業療法
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作業療法 40 (4), 503-511, 2021-08-15
一般社団法人 日本作業療法士協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390852018450983552
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- NII論文ID
- 130008074555
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- NII書誌ID
- AN10076899
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- ISSN
- 24344419
- 02894920
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- NDL書誌ID
- 031661464
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可