書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of nurse work improvement on overtime after the night shift
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説明
2016年6月〜2017年5月の対象病棟全体の夜勤明け超過勤務時間総数は合計で416時間であった.超過勤務の1番多い月は10月の54.8時間,少ない月は5月で18.3時間,月の平均は35時間であった.夜勤者3人共に毎日1時間程度の超過勤務が常態化している状態であった.本研究の目的は夜勤明け超過勤務の削減対策として活用したタイムスケジュール表とタイムスケジュール表に基づくワークシート2つのツールの効果を明らかにすることである.A急性期病院の対象病棟で夜勤業務を行った看護師22名を対象とし,2017年6月より超過勤務時間総数を2つのツール活用前後で比較した.結果,夜勤明け超過勤務時間数は年間総数416時間に対し90時間へ減少した.超過勤務時間の1番多い月は活用開始月の6月の16時間,少ない月は5月の5時間,月の平均は7.5時間であった.タイムスケジュール表とタイムスケジュール表に基づくワークシート2つのツールを活用することが,勤務交代時の円滑な業務の引き継ぎと,短時間での情報共有を図れた事が超過勤務時間総数の削減へつながったのだと考えられる.非効率的な業務が超過勤務の常態化を招くことと,2つのツールを活用し業務の効率化を図る事が超過勤務の削減へ有効であることが示唆された.
収録刊行物
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- 昭和学士会雑誌
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昭和学士会雑誌 81 (3), 283-290, 2021
昭和大学学士会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390852095370552576
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- NII論文ID
- 130008077416
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- ISSN
- 2188529X
- 2187719X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可