聞き手の参与役割に応じたあいづちと笑いの種類とその生起位置

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タイトル別名
  • Types and position of back-channeling and laugh according to the participation status
  • キキテ ノ サンヨ ヤクワリ ニ オウジタ アイズチ ト ワライ ノ シュルイ ト ソノ セイキ イチ

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抄録

<p>会話の聞き手には話し手の発話を向けられている宛先者、向けられていない傍参与者1、話し手が誰にも発話を向けていない時の傍参与者2、その会話に参加していない見物人といった参与役割がある。本研究では、これらの聞き手の参与役割に応じたあいづちと笑いの仕方を分析する。使用するデータは、ピザ作成場面(参与者6人、31分21秒)の映像資料である。あいづちの種類は応答系感動詞、感情表出系感動詞、語彙的応答、繰り返し、補完、評価応答に分類する。宛先者はこれらすべてのあいづちが打てるのに対し、傍参与者1,2は語彙的応答や繰り返しができない。さらにいえば、見物人はあいづちそのものができない。また、宛先者は発話に対する反応として笑いが期待されている。それに対し、傍参与者や見物人は宛先者の笑いが終わってから笑いを開始する場合が多いことが明らかになった。</p>

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