小児に特化した病院前外傷診療教育の現状と今後の課題

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  • 佐藤 友子
    済生会熊本病院救急総合診療センター救急科 International Trauma Life Support日本支部
  • 境野 高資
    国士舘大学大学院 International Trauma Life Support日本支部
  • 小田 浩文
    大津市消防局 International Trauma Life Support日本支部
  • 兼崎 陽太
    柏原羽曳野藤井寺消防組合消防本部 International Trauma Life Support日本支部
  • 鶴岡 信
    鹿島地方事務組合消防本部メディカル・アドバイザー International Trauma Life Support日本支部

書誌事項

タイトル別名
  • Current situations and challenges of pediatric prehospital trauma education
  • 小児に特化した病院前外傷診療教育の現状と今後の課題 : ITLS小児コースを通じて
  • ショウニ ニ トッカ シタ ビョウイン ゼン ガイショウ シンリョウ キョウイク ノ ゲンジョウ ト コンゴ ノ カダイ : ITLS ショウニ コース オ ツウジテ
  • ―ITLS小児コースを通じて―

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抄録

<p>背景：小児の初期診療にあたる医療者が学ぶ場は限られ，とくに小児外傷を体系的に学ぶ機会は少ない。目的：小児に特化した病院前外傷診療教育であるInternational Trauma Life Support（ITLS）小児コースにおける現状を評価し，今後の課題について検討する。方法：コース受講後の無記名アンケート調査。対象：2011年5月〜2019年12月に開催され，受講者アンケートを回収できた20コースの受講者442名（回答432名，回収率97.7％）。結果：プログラムの各項目への評価は高く，受講者の満足度が高いことが示唆された。一方，シミュレーション実習における場所の確保，資器材と費用の確保，指導者の育成などの問題があり，今後オンラインやeラーニングの利点を生かした展開を検討する必要がある。</p>

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