環状ペプチドとタンパク質の融合による新しいバイオ医薬品モダリティの創成
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抄録
本稿では,我々が最近開発した新しい標的認識分子を作製する技術であるLassoGraft法について紹介する.これは, 受容体などに高い親和性をもつ環状ペプチドのアミノ酸配列を、任意のタンパク質表面に融合して抗体様タンパク質を作製する技術である.我々は, 土台タンパク質の機能を損ねずに環状ペプチドの標的結合能を付与できることを明らかにし,その広範な応用例を報告した.さらにウイルス粒子による遺伝子治療や多重特異性抗体による治療や診断に応用できる可能性を見いだした.
収録刊行物
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- ファルマシア
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ファルマシア 57 (9), 820-824, 2021
公益社団法人 日本薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390852182142898176
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- NII論文ID
- 130008082215
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可