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多職種連携型院内コーディネーター活動で得られた臓器提供数の増加
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Description
<p>【背景】当院では1995年以降、脳死下臓器提供8件、心停止下臓器提供18件を経験している。当初は、院内に関連委員会が設置され、マニュアルは整備されていたが、救命救急センターに配置された院内コーディネーターの活動はドナー発生時に限られていた。2014年、臓器提供意思をより確実に活かすことができる体制構築のため、日本臓器移植ネットワークの院内体制整備支援事業に参加した。【活動の実際】院内コーディネーターに救急科医師、手術室看護師、臨床検査技師、臨床工学技士を加えて多職種体制とした。さらに移植医・レシピエントコーディネーターをサポートメンバーに加え、毎月定例会を開催し、対策を検討した。マニュアルを詳細化し、職員に対する研修を毎年開催した。健康保険証の確認時に意思表示欄への記載を奨励し、希望者の臓器提供意思を電子カルテに登録した。関連部署に院内コーディネーターが配置されたことでポテンシャルドナー発生時には早期より介入でき、家族の心情に配慮しながら主治医が選択肢提示を行った。院内外との連携もスムーズとなり、抜群のチームワークで臓器提供意思を実際の摘出手術につなぐことができた。【結果】2014年以降の臓器提供数は脳死下7件、心停止下1件であった。過去3年間で提供した脳死下7件の主科は、脳神経外科・救急科であった。多職種で構成する院内コーディネーター活動は、臓器提供数増加に非常に有効であった。</p>
Journal
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- Japanese Journal of Transplantation
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Japanese Journal of Transplantation 55 (Supplement), 373_2-373_2, 2020
The Japan Society for Transplantation
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390852405228582400
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- NII Article ID
- 130008090172
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- ISSN
- 21880034
- 05787947
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed