固液撹拌槽における粒子巻き込み限界回転数の汎用的推算法

書誌事項

タイトル別名
  • General Estimation of Just-Drawdown Speed of Floating Solids in Solid–Liquid Agitated Vessels
  • コエキ カクハンソウ ニ オケル リュウシ マキコミ ゲンカイ カイテンスウ ノ ハンヨウテキ スイサンホウ

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説明

<p>粒子巻き込み限界回転数の推算に使用されるTakahashi and Sasaki(1999)の装置形状定数Gに関する汎用相関式を提案した.放射流型翼(ディスクタービン),下吐出軸流翼(傾斜パドル,プロペラ),上吐出軸流翼について異なる相関式が得られた.Gは動力数Np,相当径D,翼径d,静止液面から翼上端までの距離htおよび角型槽の補正係数ηで相関された.</p><p>Gを用いて試算した結果,放射流型翼および下吐出軸流翼の場合,d/Dが大きいほど,ht/Dが小さいほど低動力で粒子を巻き込むことができた.上吐出軸流翼の場合,逆にd/Dが小さいほど低動力で粒子を巻き込むことができ,動力を最小にするht/Dが存在した.提案した相関式を使用することにより,工業的邪魔板条件の円筒槽および角型槽のGを精度良く推定することができた.</p>

収録刊行物

  • 化学工学論文集

    化学工学論文集 47 (5), 125-131, 2021-09-20

    公益社団法人 化学工学会

参考文献 (13)*注記

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