地域連携での情報共有に向けた診療情報提供書の記載状況把握と内容構成の構造化

書誌事項

タイトル別名
  • Entry status understanding and entered content structuration in patient referral documents for information sharing in community cooperation
  • チイキ レンケイ デ ノ ジョウホウ キョウユウ ニ ムケタ シンリョウ ジョウホウ テイキョウショ ノ キサイ ジョウキョウ ハアク ト ナイヨウ コウセイ ノ コウゾウカ

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抄録

<p>社会の高齢化に対応するため,厚生労働省は地域包括ケアシステムや地域医療構想を推進している。これらの充実には,かかりつけ医と急性期病院をはじめとする地域施設との間での情報共有が重要であり,その共有対象の1つが診療情報提供書(様式11)の情報である。本研究では,患者紹介時以降の二次利用に資する診療情報提供の標準化に向けて,まず,診療情報提供書1,000件の実際の記載状況を分析し,現行の様式11への準拠性について調べた。その結果,指定項目の内容がそれぞれの所定欄に記載されていない事例が過半に及んでいることが判った。次に,この点を克服するため,紹介目的と診療経過の内容構成をカテゴリ化し,様式11に対する情報スキームとしての構造化を行った。これにより,入力データを自動的に分類(ラベル付け)し,二次利用のための集約的な情報蓄積を担う診療情報提供システムの構築が可能となった。</p>

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