書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Breast Cancer Diagnosed as Anemia due to Bone Marrow Metastasis
- コツズイ テンイ ニ ヨル ヒンケツ オ ケイキ ニ シンダン サレタ ニュウガン ノ 1レイ
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説明
<p>症例は75歳の女性で,貧血および右乳房腫瘤の精査目的で当院に紹介となった.右C区に約4cmの乳癌を認めたが,遠隔転移は認めなかった.骨髄穿刺は検体不適正であり,右乳房切除術+腋窩リンパ節郭清を施行した.Invasive lobular carcinoma,triple negativeであった.術後の骨髄生検で乳癌の骨髄転移と診断したため,T2,N1,M1(MAR),stage IVとなり,術後の骨シンチグラフィ検査では広範囲の骨髄転移を示唆する所見であった.治療はエピルビシン+エンドキサン®→毎週パクリタキセルを選択した.骨髄転移はDICを併発して急速な転機をとる予後不良な病態であることが多いとされ,早急な治療介入が必要と思われる.また,乳癌において貧血や血小板減少などを伴う際は,骨髄転移の可能性を考慮しておく必要がある.しかし,骨髄転移に対する化学療法のレジメンについてはまだ明確なものは示されていない.</p>
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 82 (3), 512-519, 2021
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390852503356163584
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- NII論文ID
- 130008093878
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- NDL書誌ID
- 031408495
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可