富岡工場における省エネルギーの取り組み

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タイトル別名
  • The Activities for Energy Saving in Tomioka Mill
  • トミオカ コウジョウ ニ オケル ショウエネルギー ノ トリクミ

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抄録

<p>2008年のリーマンショック以降,紙の国内需要は回復せず,さらにICT化の進展や安価な輸入紙流入増加の影響から製紙業界を取巻く環境は厳しい状況が続いている。印刷用紙が主力製品である王子製紙㈱富岡工場を取巻く環境が厳しさ増す中,省エネ活動はCO2削減のみならず工場収益を支える大きな柱となっている。</p><p>近年,設備投資が抑制される傾向の中,新規案件の発掘が困難となっているが,工場の末端までの全従業員の省エネに対する意識レベルを引き上げ,過去案件の深堀りや他工場・他社における省エネ事例の水平展開を行うなどの草の根活動に工場一丸となって取り組み工場収益に寄与している。</p><p>本稿では,富岡工場の省エネ活動の取り組みと3件の省エネ事例について紹介する。</p>

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 75 (7), 619-623, 2021

    紙パルプ技術協会

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