管理栄養士・栄養士資格取得者の就業の実態に関する調査研究：基本属性、就業状況と職務満足度との関連

DOI
  • 串田 修
    静岡県立大学食品栄養科学部栄養生命科学科
  • 新保 みさ
    長野県立大学健康発達学部食健康学科
  • 鈴木 志保子
    神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科 公益社団法人日本栄養士会
  • 中村 丁次
    神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科 公益社団法人日本栄養士会
  • 斎藤 トシ子
    公益社団法人日本栄養士会 新潟医療福祉大学健康科学部健康栄養学科

書誌事項

タイトル別名
  • A research on the employment status of registered dietitians and dietitians: the association of basic characteristics and employment status with job satisfaction

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説明

本横断研究では、全国の管理栄養士と栄養士を対象に、基本属性、就業状況と職務満足度を把握し、両者の関連を検討することを目的とした。2018年11月にインターネット調査を実施し、就業資格を必要とする15,133人を解析対象者とした。基本属性では、性別・年齢・最終学歴・勤務地域・日本栄養士会の入会有無・研修会の参加回数を、就業状況では、所有資格・就業有無・就業資格・資格手当・優遇措置・雇用形態・実勤務先・勤務年数・年収を尋ねた。職務満足度は、5項目の尺度で評価した。尺度の得点を合計した結果、職務に満足している者は73.9%であった。職務満足度の高さには、年齢の高さ、大学等の卒業、勤務地域、日本栄養士会の入会、研修会の参加、管理栄養士の資格所有、昇給制度等の優遇措置、勤務年数や年収の多さ、勤務先が関係していた（全てp <0.05）。標本の代表性に課題があり、属性を限定した無作為抽出による追試も必要である。

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