チェネル流における乱流パターンの分岐

書誌事項

タイトル別名
  • Bifurcations of turbulent patterns in channel flow

説明

<p>平行平板間の流れであるチェネル流の層流と乱流間の遷移では,時空間的に揺らぐ局在乱流バンドのパターンが観測され,そのパターンはレイノルズ数(R)と共に変化しながら,乱流領域を拡大していく.近年,その遷移過程がdirected percolation(DP)に従うという報告がある一方,DPの閾値よりも小さいRにおいて,安定な局在乱流バンドが観測されている.我々は直接数値計算を用いて,この矛盾を調べた.レイノルズ数Rg~700を境に持続乱流が発生し,Rg<R<R2でスパン方向に非対称な一方向乱流バンドのパターンが観測される.この間に横方向分裂によってもう一方の乱流バンドが増加し,R2で臨界に達して対称な二方向乱流バンドのパターンに遷移する.二方向に乱流が拡大出来るようになることで,R2より大きなRでは乱流領域の割合はDPに良く一致するようになる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390852581595358208
  • NII論文ID
    130008100883
  • DOI
    10.11345/japannctam.65.0_199
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ