Wavefieldデータを利用した数値モデルの構築と時間反転イメージングへの応用

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タイトル別名
  • Construction of Numerical Model using Wavefield Data and Its Application of Flaw Imaging by Time Reversal Method

抄録

<p>本研究では,計測データを入力値としてシミュレーションを実行してきずの位置を特定する,データ同化を応用した非破壊検査法を検討する.ここでは,アレイ探触子できずからの散乱波を受信し,この受信波の位相を共役して(時間反転して)対象に照射する.この時間反転波は散乱源(きず)に戻ることを利用し,イメージベース処理を導入した有限要素法(FEM)に,アレイ素子で計測された時間反転波を入力として与える.時間反転波はきずに戻るように伝搬するため,きずに対する波動の集束をシミュレーションから読み取ることで,きず位置を推定する.対象となる波動場をFEMで再現するのに特に重要なパラメータは弾性定数である.ここでは,レーザー超音波法による材料表面の超音波伝搬の可視化から,材料の弾性定数を推定する.本解析の妥当性を示すために,異方性材料であるステンレス鋼にスリットを作成し,スリットの映像化を試みる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390852581595439616
  • NII論文ID
    130008101058
  • DOI
    10.11345/japannctam.65.0_69
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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