ファンクショナルリーチテストにおける開始立位位置の規定の有無が前方リーチ距離の分布範囲に与える影響

  • 西村 卓朗
    南砺市訪問看護ステーション 金沢大学大学院 医薬保健学総合研究科 保健学専攻 リハビリテーション科学領域 理学療法科学講座
  • 淺井 仁
    金沢大学 医薬保健研究域 保健学系 リハビリテーション科学領域 理学療法科学講座
  • 中泉 大
    金沢赤十字病院 リハビリテーション科
  • 遠藤 壮馬
    金沢大学大学院 医薬保健学総合研究科 保健学専攻 リハビリテーション科学領域 理学療法科学講座 金沢こども医療福祉センター リハビリテーション科
  • 稲岡-プレイアデス 千春
    金沢大学 医薬保健研究域 保健学系 リハビリテーション科学領域 理学療法科学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of a Prescribed Starting Position on the Range of Distribution of Forward Reach Distances in the Functional Reach Test
  • ファンクショナルリーチテスト ニ オケル カイシ リツイ イチ ノ キテイ ノ ウム ガ ゼンポウ リーチ キョリ ノ ブンプ ハンイ ニ アタエル エイキョウ

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抄録

<p>〔目的〕ファンクショナルリーチテスト(FRT)における開始立位位置の規定の有無が前方リーチ距離に与える影響を検証することである.〔対象と方法〕対象は健常男性16名であった.開始立位位置を規定した条件(規定あり条件),規定しない条件(規定なし条件)における開始立位位置での右肩峰位置,大転子位置,足圧中心位置,そして前方リーチ距離のそれぞれの分布範囲を解析した.〔結果〕規定あり条件は規定なし条件と比較し右肩峰位置,大転子位置,足圧中心位置,そして前方リーチ距離の分布範囲が有意に小さくなった.〔結語〕FRTの開始立位位置を規定することで,開始立位位置および前方リーチ距離の分布範囲が小さくなることが明らかとなった.</p>

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