髄膜炎で発症し髄液中抗シトルリン化ペプチド抗体が臨床経過の推移と一致したリウマチ性髄膜炎の一例

DOI オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • A case of rheumatoid meningitis with anti-cyclic citrullinated peptides antibody in cerebrospinal fluids accorded with the change of the clinical course

この論文をさがす

抄録

<p> 77歳の男性.歩行と意思の疎通が困難となり受診した.MRIで右大脳半球皮質にDWI,FLAIR高信号と,脳表・脳溝に沿った造影効果を認めた.関節症状は無かったが,髄液・血清でRFと抗CCP抗体が陽性であり,大脳生検の所見も併せリウマチ性髄膜炎と診断しステロイドで治療した.経過に一致して髄液での抗CCP抗体価も低下し,リウマチ性髄膜炎の病態を考える上で貴重な事例であると考えられた.</p>

収録刊行物

  • 臨床リウマチ

    臨床リウマチ 33 (3), 213-220, 2021

    一般社団法人 日本臨床リウマチ学会

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ