書誌事項
- タイトル別名
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- ANALYSIS ON MANGROVES DISTRIBUTION CHANGE OVER THE LAST 40 YEARS BY USING RGB IMAGES OF AIRA RIVER MOUTH IN ITIOMOTE ISLAND, JAPAN AND EFFECT BY SEA LEVEL RISE
- RGB ガゾウ オ モチイタ イリオモテジマ サガラガワ カコウイキ マングローブリン ノ カコ 40ネンカン ノ ブンプ ヘンカ ノ カイセキ ト カイメン ジョウショウ ニ ヨル エイキョウ
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説明
<p> 西表島相良川河口域マングローブの分布変化と海面上昇の影響を解析するために,マングローブの生育地盤高を測定した.石垣島の潮位の観測記録を解析した結果,海面上昇速度は約2.3mm/年であり,最も樹高の高いマングローブが生育していた地盤高の年間浸水時間はヒルギダマシ3288時間,マヤプシキ2424時間,ヤエヤマヒルギ2040時間,オヒルギ1584時間であった.相良川河口域の空中写真と衛星画像を解析した結果,1978年には5.24haだったマングローブ林が2017年には7.74haまで拡大しており,ヤエヤマヒルギ林がオヒルギ林,干潟に生育するマヤプシキがヤエヤマヒルギ林へと遷移していた.潮位の観測記録と推定したマングローブの種の分布を解析したところ,マングローブ林内の土砂堆積速度は約3.85mm/年と推定され,海面上昇速度2.3mm/年を上回っているため分布が拡大していることが示唆された.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集B2(海岸工学)
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土木学会論文集B2(海岸工学) 77 (2), I_925-I_930, 2021
公益社団法人 土木学会