大気腐食環境下における高張力鋼板の水素脆化特性評価

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  • Evaluation of Hydrogen Embrittlement of High Strength Steel in the Atmospheric Environment
  • タイキ フショク カンキョウ カ ニ オケル コウチョウリョク コウバン ノ スイソゼイカ トクセイ ヒョウカ

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抄録

<p>自動車用鋼板の高強度化に伴い水素脆化が懸念される.本研究では,1500 MPa級の高張力鋼板をU曲げ形状で大気腐食環境下に暴露し,水素脆化特性を評価した.曲げ部の半径が5 mm,10 mm,15 mm,負荷応力が1300 MPa,1500 MPaの条件において,銚子36ヶ月,宮古島海岸12ヶ月で水素脆化による割れは生じなかった.一方,宮古島海岸20ヶ月で割れが確認された.宮古島海岸24ヶ月で板を貫通する腐食が生じたことから,割れは腐食減肉により生じたと考えられる.</p>

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