この論文をさがす
説明
<p>椎間板内酵素注入療法は,保存療法と手術療法の中間に位置する有用な治療方法である.今回,保存療法に抵抗性であった腰椎外側椎間板ヘルニアに対して椎間板内酵素注入療法を施行したので治療経験を報告する.症例1は41歳,女性であり,左下肢痛のため体動困難となり,入院となった.画像では,L3/4に外側椎間板ヘルニアを認め,神経根ブロック等を施行するも症状が持続するため,椎間板内酵素注入療法を施行した.症例2は,47歳,女性,主訴は右下肢痛であり,画像上は,L5/S1に外側椎間板ヘルニアを認めた.外来通院での神経根ブロック等の保存療法に抵抗性であり,椎間板内酵素注入療法を施行した.いずれの症例も治療後1週間経過した時点で下肢痛は軽減しており,治療3か月後のMRIにおいてヘルニアの縮小を認めた.椎間板内酵素注入療法は,腰椎外側椎間板ヘルニアに対して有効な治療法の一つであると思われた.</p>
収録刊行物
-
- 整形外科と災害外科
-
整形外科と災害外科 70 (3), 389-393, 2021-09-25
西日本整形・災害外科学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390852978488236544
-
- NII論文ID
- 130008115742
-
- ISSN
- 13494333
- 00371033
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可