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説明
<p>リスフラン関節損傷の病態としては,リスフラン靭帯損傷によるものと靭帯付着部の裂離骨折(Fleck sign)によるものが存在する.当科におけるリスフラン関節損傷に対する観血的整復術の治療成績をFleck signの有無で比較検討した.リスフラン関節損傷に対し観血的整復固定術を行った14例14足(男性8例,女性6例)を対象とした.放射線学的評価は術前,抜釘前および最終経過観察時の荷重位単純X線における内側楔状骨-第2中足骨間(C1-M2)距離を測定し,単純CTでFleck signの有無を評価した.また,臨床評価は術後のJSSF mid-foot scaleを評価し,Fleck signの有無で比較検討した.術前単純CTでFleck signを14足中3足に認め,Fleck signあり群となし群では術後C1-M2間距離,術後JSSF mid-foot scoreに有意差は認めなかった.リスフラン関節損傷に対する観血的整復固定術の治療成績は良好であった.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 70 (3), 522-525, 2021-09-25
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390852978489382144
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- NII論文ID
- 130008115791
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可