LRSA法による母指CM関節形成術後のMP関節への影響

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抄録

<p>母指CM関節症では付随したMP関節の過伸展変形を多く認める.当科で行っているLigament Reconstruction Suspension Arthroplasty(LRSA)について,本術式前後におけるMP関節を評価し,複数の項目との関連性について考察を行った.対象はLRSAを行った29例30関節(男性3例,女性26例,平均67.8歳).それぞれにおいて年齢,性別,術前後の橈側外転,掌側外転での関節可動域,VAS,X線学的評価としては大菱形骨間隙を第一中手骨長で除したTM比,母指の最大橈側自動外転位側面像でのMP関節伸展角度について検討した.経過観察期間においてMP関節過伸展による母指列のzigzag変形に対し,LRSAはおおむね良好な結果が得られた.</p>

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