ブナ林の樹冠発達が堅果生産量に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Impact on canopy development and nut production of <i>Fagus crenata</i> forests
抄録
<p>大豊作年のブナ二次林の堅果生産量は,林分の総樹冠体積と平均胸高直径によって比較的高い精度での推定が可能である。一方,大豊作以外の年の堅果生産量の推定は行われておらず,経年的な林分の発達を考慮した関係についても明らかになっていない。そこで,2005年の大豊作年に堅果生産量が推定されたブナ二次林7林分とその他の1林分において,2009年から12年間継続して堅果生産量と林分の発達状況を調査した。堅果生産量は,10m間隔で均等に配置した開口部面積が0.5㎡の種子トラップ16基の総落下種子量から推定した。林分の発達の指標として,種子トラップ配置区域内の樹高5m以上の樹木を対象とし,樹高,枝下高,胸高直径,樹冠幅等を測定した。その結果,全ての林分で結実が認められたのは2011年,2015年及び2018年の3回で,そのうち,総落下種子数が2005年の大豊作時を上回ったのは2011年の3林分,2015年の3林分のみであった。さらに,林分の発達との関係及び落下種子の充実率を考慮した解析を行い,大豊作年とそれ以外の年の堅果生産量に影響する林分因子の違いについて検討した。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 366-, 2021-05-24
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853038534282752
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- NII論文ID
- 130008117765
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可