自然体験活動における質的研究:ディスコース分析を例に
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- 小森 伸一
- 東京学芸大学芸術スポーツ科学系
書誌事項
- タイトル別名
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- The Qualitative Research of Experiencing Nature: As an Example for Discourse Analysis
抄録
<p> 自然体験活動(または野外活動)及びその学習活動となる野外教育・環境教育等の領域でも、質的アプローチを用いた研究が見られるようになってきた。質的研究における分析手法には、大きくは「カテゴリー分析」(セマティック分析)と「シークエンス分析」の2つに大別される。今回主題とする「ディスコース分析」は、「シークエンス分析」に類する手法である。</p><p> その「ディスコース分析」は、さらに「談話分析」「フーコー派ディスコース」「批判的ディスコース」「ディスコース心理学」の4つの流れの中で実施されてきた。しかし近年では、それらに加えて「主観的経験を研究するディスコース分析」が提唱されている。それは、その人にとって人生の一部で特別な意味をもち、振り返ることがあるような経験について、またそれが多くの人たちに共通する同じ種類の経験であるなら、語られ、記述される際に何等かのパターンがあると考えられるのであり、この経験の語りや記述パターンを検討していくアプローチである。</p><p> 当発表では、このディスコース分析の手法を用いた質的研究について紹介する。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 205-, 2021-05-24
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853038534683776
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- NII論文ID
- 130008117557
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可