新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策が富士山観光に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Impact of Coronavirus disease 2019 (COVID-19) on Mt. Fuji tourism
抄録
<p> 2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に流行し、富士山においては対策として4つの登山道すべてが閉鎖された。この対策が国民にどのように評価されているのかを明らかにするため、全国の20歳から69歳の男女1,038名に対し、Webアンケート調査を実施した。感染対策としての登山道閉鎖の妥当性を尋ねたところ、50%が妥当であると回答した。閉鎖された登山道へ侵入する登山者への対応としては、25%が自己責任であれば問題ないと回答した一方、30%が罰金を科すのが良いと回答し、評価が分かれた。また、登山道の閉鎖が終了した場合を想定し、山小屋の宿泊人数を半減させる対策に対して評価を求めたところ、効果を期待する意見が4割あった一方で、相部屋であること自体に対して否定的な意見が4割あり、評価が分かれた。今後、適切な対策を取るためには従来の登山とは異なる形態の構築が必要であると考えられた。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 46-, 2021-05-24
日本森林学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853038535087872
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- NII論文ID
- 130008117816
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可