北海道胆振東部地震で崩壊した斜面の粘土鉱物組成
書誌事項
- タイトル別名
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- Clay mineral composition of slopes that collapsed during the 2018 Hokkaido Eastern Iburi earthquake
抄録
<p>北海道胆振東部地震により斜面崩壊が多数発生し、土砂の流下・埋没により甚大な被害が生じた。この地震による斜面崩壊は、発生密度が高いことや、傾斜が30度以下の緩斜面でも崩壊が生じているなどの特徴がある。本研究は、本地震による斜面崩壊メカニズムの解明を目指し、崩壊が発生した斜面の粘土鉱物の分析を行った。</p><p>北海道厚真町にて斜面崩壊が生じた4地点を選定し、すべり面と考えられる層位を採取した。この4地点は樽前dおよび恵庭aの堆積量が異なる。採取した試料は風乾させずに2mmの篩を用いて篩別し、過酸化水素処理した。その後、ストークス径が2 μm以下の画分を回収し、XRDによる粘土鉱物の同定を行った。さらに、同試料に対して29Si DD/MAS NMRおよびTG-DTAの測定を行った。</p><p>XRDから全ての試料でハロイサイトの存在が確認された。ハロイサイトに由来するピークの強度は4地点で異なり、吉野地区が最も高かった。29Si NMRスペクトルを解析したところ、火山灰風化土壌に特徴的なアロフェンやイモゴライトに由来するピークはSi四面体シートに由来するピークと比べて極めて微小であり、それらの鉱物はほとんど含まれていないことが示唆された。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 545-, 2021-05-24
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853038535099264
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- NII論文ID
- 130008117900
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可