地上レーザーとUAVデータを用いた林冠高の推定
書誌事項
- タイトル別名
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- Estimation of canopy height by UAV and TLS data.
抄録
<p>UAVおよび地上レーザー(以下TLS)が新しい測樹技術として注目されている。本研究の目的は、UAVおよび地上レーザーから得られたデータをもとに林冠高を推定することである。対象地は群馬県に位置する内野国有林内のスギ林とした。対象林分は国有林で通常行われる間伐などの施業が施されている。UAVからは、計画飛行により撮影を行い、SfM処理によりオルソ写真およびDSMを作成した。TLSからは、立木位置図およびDEMを作成した。TLSの測定を行う際にはUAV画像と重ねるための地上対照点(航空標識)を設置した。UAVからのDSMとTLSからのDEMを利用してDCHMを作成し林冠高を推定した。また、DCHMに局所最大値フィルタ法を用いて単木位置を抽出した。単木の樹高はDCHMから推定した。これをTLSから得られた立木位置図を重ねて立木を同定し、地上においてVertexを用いて測定した樹高と比較した。その結果、単木レベルで高い精度で樹高を推定することが可能であった。今後、UAVデータとTLSデータを簡便に重ねる方法について検討を行う予定である。本研究は一般財団法人日本森林林業振興会の令和2年度森林林業振興助成事業の助成を受けた。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 305-, 2021-05-24
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853038535507456
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- NII論文ID
- 130008117729
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可