地上レーザーとUAVデータを用いた林冠高の推定

DOI
  • 齋藤 英樹
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域
  • 西園 朋広
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域
  • 髙橋 正義
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林災害・被害研究拠点
  • 山田 祐亮
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域
  • 鄭 峻介
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域
  • 田中 真哉
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所関西支所

書誌事項

タイトル別名
  • Estimation of canopy height by UAV and TLS data.

抄録

<p>UAVおよび地上レーザー(以下TLS)が新しい測樹技術として注目されている。本研究の目的は、UAVおよび地上レーザーから得られたデータをもとに林冠高を推定することである。対象地は群馬県に位置する内野国有林内のスギ林とした。対象林分は国有林で通常行われる間伐などの施業が施されている。UAVからは、計画飛行により撮影を行い、SfM処理によりオルソ写真およびDSMを作成した。TLSからは、立木位置図およびDEMを作成した。TLSの測定を行う際にはUAV画像と重ねるための地上対照点(航空標識)を設置した。UAVからのDSMとTLSからのDEMを利用してDCHMを作成し林冠高を推定した。また、DCHMに局所最大値フィルタ法を用いて単木位置を抽出した。単木の樹高はDCHMから推定した。これをTLSから得られた立木位置図を重ねて立木を同定し、地上においてVertexを用いて測定した樹高と比較した。その結果、単木レベルで高い精度で樹高を推定することが可能であった。今後、UAVデータとTLSデータを簡便に重ねる方法について検討を行う予定である。本研究は一般財団法人日本森林林業振興会の令和2年度森林林業振興助成事業の助成を受けた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390853038535507456
  • NII論文ID
    130008117729
  • DOI
    10.11519/jfsc.132.0_305
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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