主体的な学びにつなげる授業展開の工夫

書誌事項

タイトル別名
  • 主体的な学びにつなげる授業展開の工夫 : 理療科生徒に対して行う反転授業について
  • シュタイテキ ナ マナビ ニ ツナゲル ジュギョウ テンカイ ノ クフウ : リリョウカ セイト ニ タイシテ オコナウ ハンテン ジュギョウ ニ ツイテ
  • ─理療科生徒に対して行う反転授業について─

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説明

【緒言・目的】反転授業が能動的な学習を促し、深い学びにつながる方法の一つと仮定し、「医療と社会」において反転授業を導入した。「主体的・対話的で深い学び」につなげることを目指した結果、学習に向かう姿勢や「深い学び」に影響を与えたと思われたので報告する。 【方法】対象は専攻科理療科1年生3名(弱視2名、全盲1名、平均年齢39.7±8.5歳)で、「授業評価アンケート(深い学び、浅い学び、外化)」と「反転授業全体に関するアンケート」を用いて5件法と自由記述で評価した。 【結果・考察】全体をとおして「深い学び」のほうが「浅い学び」より点数が高い結果がみられた。「深い学び」で点数が低い項目については、調べ学習が不足していることが分かった。事前学習よりも自己学習を行ったほうが「深い学び」の点数が高く、「深い学び」には自己学習が重要であると考えられる。「浅い学び」の点数が高い項目については、調べ学習に対する意欲を引き出す働きかけが必要であることが分かった。「外化」の平均値は3名とも10点を超えており、授業に意欲的に取り組んでいる姿がみられた。このことから、反転授業は生徒の「深い学び」に良い影響を与える可能性が示唆された。

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