腹腔鏡下に修復した遅発性外傷性横隔膜ヘルニアの1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Delayed Traumatic Diaphragmatic Hernia Repaired Using Laparoscopy
  • フククウキョウ カ ニ シュウフク シタ チハツセイ ガイショウセイ オウカクマク ヘルニア ノ 1レイ

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説明

<p>症例は38歳,女性.7カ月前に交通外傷による肺挫傷,右鎖骨骨折に対し他院で加療を行われた既往がある.腹痛と嘔気を主訴に来院し,病歴およびCT画像から,左外傷性横隔膜ヘルニアと診断された.なお,他院で施行された受傷から6日後のCT画像では,既に横隔膜が僅かに裂けていた.手術適応と判断し,待機的に腹腔鏡下左横隔膜ヘルニア修復術を施行した.左横隔膜に嵌入していた胃の穹窿部,結腸,大網を引き出し,ヘルニア門を縫縮後にメッシュで被覆し補強した.ヘルニア門は6cmであった.術後経過は良好であり,術後4日目に退院した.術後1カ月で施行したCTで再発のないことを確認した.外傷性横隔膜ヘルニアと診断し,発症から7カ月が経過していたが腹腔鏡にて安全に修復しえた症例を経験したので報告する.</p>

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