書誌事項
- タイトル別名
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- Enabling Factor Theory For Human Well-being
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説明
<p> 超高齢社会を迎えたいま、日々の生活・行動の積み重ねの結果、発症する病や障碍が急増しており、その予防・早期発見・早期治療は喫緊の課題となっている。このような社会的要請に対応し、健康の維持を目的に医療機関や民間企業等が様々な取り組みを進めているが、多くの取り組みは一般生活者が理性的に健康管理に取り組むだろう、という前提のもと設計されている点に課題が存在した。そこで、我々はまずウェルビーイングを、幸福(Happiness)を基軸とする主観的ウェルビーイングと、健康(Health)を基軸とする客観的ウェルビーイングの2軸から整理を図った。さらに、双方を高めることの可能な因子を「Enabling factor(イネーブリングファクター)」と定義したうえで、その介入の切り口から、Happiness-driven(ハピネスドリブン)とHealth-driven(ヘルスドリブン)に類型化を行った。さまざまな事例を精査した結果、ハピネスドリブンのイネーブリングファクターを用いて、主観的・客観的ウェルビーイングを高められる可能性が示唆されている。今後、生活環境にハピネスドリブンなイネーブリングファクターを溢れさせることができれば、結果として人々の肉体的・精神的・社会的にも、すべてが満たされたウェルビーイングを体現可能な社会へと近づくものと期待できる。</p>
収録刊行物
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- 総合健診
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総合健診 48 (6), 501-510, 2021-11-10
一般社団法人 日本総合健診医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853188958460032
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- NII論文ID
- 130008123622
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- ISSN
- 18844103
- 13470086
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可