書誌事項
- タイトル別名
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- Four Cases of Uncinate Process Cancer of Pancreas Detected by Measuring Serum Carbohydrate Antigen 19-9 (CA19-9) in Opportunistic Screening
- ニンゲン ドック デ ソクテイ シタ CA19-9 ニ ヨリ ケンシュツ サレタ スイコウブ ガン ノ 4レイ
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抄録
<p> 切除可能と考えられる病期の4例の膵鉤部がんが当院の人間ドックで検出された.膵鉤部の腫瘤は健診時の超音波検査(ultrasound: US)では検出できず,CA19-9の上昇より造影CTで検出された.男性3例,女性1例,年齢は53~64歳であった.健診時のCA19-9はそれぞれ165,66,111,43U/mLであった.腫瘍径はそれぞれ15,25,30,20mmであった.全例において腫瘍は上腸間膜静脈(superior mesenteric vein: SMV)に接しており,特に症例2,3においては180度以下ではあるが,広範に接していた.症例2,3はハイボリュームセンターではない施設に紹介されたが,SMV浸潤のために切除に至らなかった.一方,ハイボリュームセンターへ紹介された症例1,4に関しては術前補助化学療法が施行され,ypStage IIAであった.症例2ではmagnetic resonance cholangiopancreatography(MRCP)で膵尾部に分枝型膵管内乳頭粘液性腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasm: IPMN)が併存していた.症例3は健診より5ヵ月後に閉塞性黄疸となって受診したが,CA19-9は約5倍に上昇していた.症例4は1年前の健診時にCA19-9の上昇を指摘されていたが,受診しなかった.翌年の健診ではCA19-9は約30倍に上昇していた.複数の小さな分枝型IPMNがMRCPで指摘されたが,健診時のUSでは描出できなかった.今回提示した膵がんはCA19-9の測定なくしては診断できなかったので,人間ドックにおけるCA19-9測定の有用性が示された.</p>
収録刊行物
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- 人間ドック(Ningen Dock)
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人間ドック(Ningen Dock) 36 (3), 402-409, 2021
公益社団法人 日本人間ドック学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853188961288448
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- NII論文ID
- 130008123642
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- NII書誌ID
- AA12055286
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- ISSN
- 21865027
- 18801021
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- NDL書誌ID
- 031759731
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可