書誌事項
- タイトル別名
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- The relationship between the uncanny valley and animism tendency
説明
<p>近年,私たちの周りに様々なロボットが存在するようになってきた。ロボットの印象に関しては,森(1970)の不気味の谷理論が知られている。しかしながら,我々は同じロボットであっても不気味さや,親しみなど様々な印象を感じる。この印象の感じ方の違いは不気味の谷理論のみでは十分に説明しきれていない。ものへの印象の感じ方に影響を与える要因の1つとして,ものを生物のように感じるアニミズムが考えられる。そこで本研究では,様々なぬいぐるみ,人形やロボットなどの刺激の印象がアニミズムの感じ方(アニミズム傾向)によって影響するのか調べた。本調査では143名の大学生を対象とし,刺激に対する印象(かわいいさ,不気味さなど)と池内(2010)のアニミズム尺度を評価させた。個人のアニミズム傾向を分類するため,アニミズム尺度の評定値に対してクラスター分析を行った。その結果,アニミズム傾向の低群,中群,高群の3群に分けられた。これらの群間で,刺激に対する印象をそれぞれ比較したところ,アニミズム傾向が高い場合にものに対して親しみを感じにくくなる傾向が示された。したがって,ものの印象はアニミズム傾向によって変化することが示唆された。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PI-053-PI-053, 2020-09-08
公益社団法人 日本心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853266466199296
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- NII論文ID
- 130008126970
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可