書誌事項
- タイトル別名
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- How well do we understand hearing loss? Development and examination of a " Hearing Loss Facts Quiz"
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抄録
<p>問題</p><p>難聴への理解度を調べる「難聴の事実をめぐるクイズ」を作成した。全体の回答状況,難聴者と健聴者の正答率の違いを調べた。</p><p>方法</p><p>調査協力者 ネット調査会社に登録している難聴者206名(男性132名,女性74名)と健聴者412名(男性224名,女性188名)だった。</p><p>質問項目 ①「難聴の事実をめぐるクイズ」:WHOの難聴に関するファクトシート(WHO, 2019)をもとに20問の○×形式のクイズを作成した。全て×が正解(少なくとも○は正解でない)よう作成した。心理学,老年学が専門の複数の研究者がクイズ内容のチェックを行い,作成したクイズを調査協力者に回答を求めた。</p><p>②聞こえの状況:難聴の調査協力者に難聴のある耳等を尋ねた。</p><p>結果と考察</p><p>調査協力者の聞こえの状況 難聴の調査回答者における難聴のある耳は,右のみが70名(34.0%),左のみが59名(28.6%),両方が77名(37.4%)だった。</p><p>「難聴の事実をめぐるクイズ」の回答状況 クイズの正答率を比較した結果,補聴手段とコミュニケーション手段の問題は難聴者,加齢による難聴予防の問題は健聴者の正答率が高かった。難聴者数,補聴器の問題の正答率はどちらも低かった。難聴に関する今後の啓発活動に活かす必要がある。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PC-067-PC-067, 2020-09-08
公益社団法人 日本心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853266467552000
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- NII論文ID
- 130008126558
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可