The effects of belief in a just world and envy on sympathy, deservingness, and “schadenfreude”

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  • 公正世界信念と妬み感情が他者の不幸に対するシャーデンフロイデと同情および不幸の相応性評定に与える影響

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<p>本研究では,良性と悪性の妬み感情と公正世界信念シャーデンフロイデの関連について検討した。本調査ではクラウドワークス社のモニターを対象に質問紙調査を行い528名の有効回答を得た。質問紙の内容は,日本語版BeMaS(澤田・藤井,2016)と公正世界信念尺度(村山・三浦,2015)を回答させた後,本研究にて作成した他者が不幸に陥る架空の場面を読んでもらった。この場面は,ストーリーの主人公が誠実に生きてきたか否かという違いがある2パターンを作成した。そして,それに対する反応を他者の不幸に関する感情尺度(澤田,2008)と本研究にて作成した相応性尺度で測定した。そこで得られたデータに対して重回帰分析を行ったところ,不公正世界信念が強いほど悪性妬み得点が高い(β=.26, p<.01)。誠実に生きてきた人物が不幸に陥った際,究極的公正世界信念が強い場合,男性はシャーデンフロイデが喚起されやすく(β=.50, p<.01),女性は同情が喚起されやすい(β=.39, p<.01)。誠実に生きてきた人物が不幸に陥った際,内在的公正世界信念が強い場合,男性は同情が喚起されやすく(β=.39, p<.01),女性は同情が喚起されにくくなる(β=.-20, p<.05)。といった傾向が示された。</p>

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