心不全診療における画像診断のパラダイムシフト: 心臓MRI は進化し続ける心不全診療のコアイメージである

DOI
  • 松本 健嗣
    和泉市立総合医療センター循環器内科 大阪市立大学大学院医学研究科循環器内科学

書誌事項

タイトル別名
  • Cardiac magnetic resonance as a leading imaging modality to diagnose and manage patients with heart failure: A paradigm shift in cardiac imaging

抄録

心不全患者は増加の一途を辿っており、近い将来「心不全パンデミック」が到来するといわれている。心不全の治療方針を立てる上で、あらゆる角度から多彩な情報を提供してくれる心臓MRI は、現代における心不全診療のコアイメージとしてのポテンシャルを有している。心臓MRI を臨床で最大限に活用するためには、このモダリティを「特定の疾患を評価するための特殊な画像診断法」ではなく、「心不全診療で遭遇する様々な疑問を解決する糸口を与えてくれるツール」として扱う、というパラダイムシフトが必要である。本稿では基本的な撮像法を中心に、最近のガイドラインやエビデンスに基づいた心臓MRI の立ち位置を、心不全診療の立場から症例提示を通じて提案する。

収録刊行物

  • 循環制御

    循環制御 42 (2), 83-91, 2021

    日本循環制御医学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390853443028625920
  • NII論文ID
    130008132501
  • DOI
    10.11312/ccm.42.83
  • ISSN
    03891844
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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