-
- 橋濱 史典
- 東京海洋大学学術研究院
-
- 纐纈 慎也
- 海洋研究開発機構
-
- 近藤 能子
- 長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
-
- 佐々木 克徳
- 北海道大学学院理学研究院
-
- 杉本 周作
- 東北大学大学院理学研究科
-
- 高橋 一生
- 東京大学大学院農学生命科学研究科
-
- 長井 健容
- 東京海洋大学学術研究院
-
- 西岡 純
- 北海道大学低温科学研究所環オホーツク観測研究センター
-
- 林田 博士
- Institute for Marine and Antarctic Studies, University of Tasmania Australian Research Council Centre of Excellence for Climate Extremes
-
- 平井 惇也
- 東京大学大気海洋研究所
書誌事項
- タイトル別名
-
- Decadal vision in oceanography 2021: Mid-latitude ocean
- カイヨウガク ノ 10ネン テンボウ 2021 : チュウ イド
この論文をさがす
抄録
<p>本稿では,亜寒帯循環,亜熱帯循環,縁辺海からなる中緯度海洋の表・中層を対象域とし,最近10 年間の海洋学の進展をレビューすると共に,新たに浮かび上がってきたいくつかの重要課題を取り上げ,それらに取り組むための観測技術,解析手法について紹介した。特に西部北太平洋の中緯度海洋に着目し,西岸境界流と大気海洋相互作用のマルチスケール現象の把握と予測,一次生産を支える栄養塩・鉄供給の3次元像の視覚化,海洋生物の多様性維持およびホットスポット形成機構の解明を,今後10年で物理・化学・生物融合で取り組むべき重要課題として取り上げた。観測技術では,生物地球化学センサーや乱流計を装備したプロファイリングフロート,高感度高精度生元素分析,網羅的遺伝子解析などの最先端技術を駆使した,多様な時空間スケールにわたる現象の観測が重要であることを提示した。解析手法では,最新の観測により得られるビッグデータの解析や高解像度モデルにより,現状の中緯度海洋プロセスを把握し,予測することの重要性を示した。</p>
収録刊行物
-
- 海の研究
-
海の研究 30 (5), 127-154, 2021-11-15
日本海洋学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390853443031265664
-
- NII論文ID
- 130008131961
- 40022752522
-
- NII書誌ID
- AN10382760
-
- ISSN
- 21863105
- 09168362
-
- NDL書誌ID
- 031832105
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可