資源作物ジャイアントミスカンサスの導入が酪農地域の脱炭素化に及ぼす影響に関する研究

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タイトル別名
  • Study on the Effects of Utilization of Biomass Crops<i>, Miscanthus </i>x <i>giganteus</i> on Decarbonization of Dairy Farming System

抄録

<p>バイオガスプラント(BGP)を中心とした酪農システムの脱炭素化に向けたバイオマス利用および家畜敷料不足の解消という観点から, 資源作物 M x g の導入に着目した. 酪農システムの炭素排出・固定量および M x g 導入による影響について, 実績値や文献値, 実験結果を基に試算および評価を行った.</p><p>主要処理対象物が家畜排せつ物(成牛換算560頭規模)であるBGPが導入されている酪農システムにおいて, 炭素排出量は2,594 t-CO₂/yr, 炭素固定量は1,406 t-CO₂/yr であることが明らかとなった. 木質敷料を M x g で代替した場合および, 再生敷料の地域内循環とバイオガス回収最大化を考慮し M x g を導入した場合ともに、炭素固定量増加により約270 t-CO₂/yr の削減効果と試算された. 以上より M x g の導入が脱炭素化に寄与する可能性が示唆された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390853487385222784
  • NII論文ID
    130008136167
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.32.0_141
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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