プローブ情報を活用した信号制御の見直しについて

  • 関 達也
    警視庁 交通部 交通管制課
  • 島津 利行
    警視庁 交通部 交通管制課
  • 和智 誠
    住友電工システムソリューション(株) 交通システム事業部 交通システム技術部
  • 榊原 肇
    住友電工システムソリューション(株) 交通システム事業部 事業企画部
  • 大口 敬
    東京大学 生産技術研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Reexamination of Signal Control Parameter utilizing the probe information
  • プローブ ジョウホウ オ カツヨウ シタ シンゴウ セイギョ ノ ミナオシ ニ ツイテ

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抄録

<p>東京都内に整備される約 16,000 箇所の信号機のうち、約 8,000 箇所が交通管制センターに接続されており、約 20,000 箇所に設置された車両感知器の情報を元に信号秒数を調整している。車両感知器は交通状況把握に不可欠であり、約 19 年ごとの施設更新が適当とされるが、交通安全施設の維持費用や管理労力は多大であり、更新に遅れが生じている。近年、プローブ情報の活用に関する研究開発が盛んに行われ、実用化に向けた取組みも多く提案されている。我々は、TomTom 社の協力のもと、プローブ情報と車両感知器それぞれから推定した渋滞長と旅行時間の比較を行った。更に、車両感知器が整備されていない非幹線道路の交通状況をプローブ情報で補完し、実際の信号制御へ活用することの有効性を検証した。</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 8 (1), 31-38, 2022-01-01

    一般社団法人 交通工学研究会

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