保育所における地域子育て支援活動の現状と課題-岡山県における保育所の地域子育て支援活動調査より-

書誌事項

タイトル別名
  • ホイクショ ニオケル チイキ コソダテ シエン カツドウ ノ ゲンジョウ ト カダイ オカヤマケン ニオケル ホイクショ ノ チイキ コソダテ シエン カツドウ チョウサ ヨリ
  • Present Condition and Sbject of Child Care Suport for Families at the Nurseries -from Research at the Nurserie in Okayama Prefecture-
  • ホイクジョ ニ オケル チイキ コソダテ シエン カツドウ ノ ゲンジョウ ト カダイ オカヤマケン ニ オケル ホイクジョ ノ チイキ コソダテ シエン カツドウ チョウサ ヨリ

この論文をさがす

説明

少子化の進展に伴い、子育て支援が課題となった。保育所は子育て支援の中心的役割を期待され、地域子育て支援活動が求められるようになった。そこで、2001年に実施した岡山県下の保育所における地域子育て支援実施状況調査の結果を元に検討を加え、地域子育て支援活動をめぐる諸課題の所在を明らかにすることを試みた。 検討の結果、以下の諸点が明らかになった。1.岡山県内における地域子育て支援活動は、保育所側の「保育所が地域の子育て機能にかかわることは保育所の役割である」という認識の下、実施保育所数も活動内容も広がっている。実施にあたっては、地域ごとの実情が最も大きく影響している。2.地域子育て支援活動は、児童福祉法や保育所保育指針に規定されている保育所の新しい機能であるにもかかわらず、実施する条件が整っていないため、財源および活動スペースや人手といった基本的事項が不足している。児童福祉施設最低基準の充実・改定が必要である。3.地域子育て支援活動を行ううえでは、研修の機会を増やし、かつ、カウンセリングを筆頭にした現場の多様な研修要求にこたえる研修体制作りが急務である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ