世帯構造とライフコース-幕末期美濃国人口史料を利用して-

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  • セタイ コウゾウ ト ライフコース : バクマツキ ミノノクニ ジンコウ シリョウ オ リヨウ シテ

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抄録

本研究の目的は幕末期美濃国(現在の岐阜県)の宗門改帳を用いて、世帯構造とライフコースの実態を明らかにすることである。データは1844 年から1870 年の7 ヶ年、34ヶ村、のべ13,000 人を網羅するセンサス型である。年齢構造や性比を含めた人口構造と世帯構造を明らかにし、世帯構成員の年齢別割合や静態平均初婚年(SMAM)などから結婚、離家、戸主交替などのイベントとのつながりを探る。さらに分析結果を同地域の西条村の時系列データによる研究成果と比較することで、美濃地域の人口・世帯における特徴を近代移行期の日本の地域性のなかに位置づけることを試みる。

収録刊行物

  • 言語と文明

    言語と文明 11 95-111, 2013-03-30

    麗澤大学大学院言語教育研究科

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