大学のガバナンス改革 : 組織文化とリーダーシップを巡って

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  • Reform of University Governance : Ex-ploring the Role of Organ-isational Culture and Leadership
  • ダイガク ノ ガバナンス カイカク ソシキ ブンカ ト リーダーシップ オ メグッテ

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抄録

今日、世界の高等教育において、大学の自律性が拡大する中、そのガバナンス改革が重要課題となっている。ガバナンス改革は組織運営にかかる諸制度を変えれば済む話ではなく、その非公式な側面、すなわち組織において最も基礎的な構成要素である組織文化の変化を伴わなければならない。そして、当該変化をもたらすのは組織全体の学習 (learning)であって、それには組織構成員の参加を促すリーダーシッ プが重要な役割を果たす。 これまでの日本における大学ガバナンス改革では、国立大学法人化といった制度整備に重点が置かれ、また、リーダーシップについても上意下達的側面が過度に強調された傾向が否めない。しかしながら、 先行研究が示すように、大学では参加と合意形成を促す双方向的リーダーシップが必要であり、それはあらゆる場所で存在しなければならない。今後の改革では、かかる方向での取組が重要となろう。

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