異業種5社による「地域課題解決研修」の効果とは何か? : アクションリサーチによる研修企画と評価

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タイトル別名
  • What is the Impact of “Leadership Development Program thorough Regional Problem-solving”?: Program Design and Evaluation by Action
  • イギョウシュ 5シャ ニ ヨル 「 チイキ カダイ カイケツ ケンシュウ 」 ノ コウカ トワ ナニ カ? : アクションリサーチ ニ ヨル ケンシュウ キカク ト ヒョウカ

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抄録

本稿は、筆者が、企業人事部から依頼を受け企画・監修・ファシリテーションに携わった「地域課題解決研修」の学習効果を明らかにすることを目的とする。地域課題解決研修は、異業種5 社の管理職が異種混交のチームを形成し、北海道・美瑛町の地域課題を探索し、その解決策を美瑛町長・町民に対して提案する、いわゆるアクションラーニング型の研修である。一般に管理職は、いわゆる日常のオペレーショナルな管理業務に加え、組織の中に革新行動を起こし、次世代の経営幹部として多種多様な組織メンバーを率いていく主体として位置づけられているが、日常の管理業務と組織への過剰適応の結果、能動的惰性に呪縛されている場合も少なくない。この研修では、次世代リーダーと期待される異業種5 社の管理職が、組織の外で他社の管理職らとともに地域課題解決に取り組むことを通して、能動的惰性に絡め取られた自己の「固定的なパースペクティブ(ものの見方)」を相対化することをめざす。加えて、研修では、管理職の革新行動意欲を増進させること、多様性あふれる人々との遭遇をはたすこと、経営者目線での思考習慣の獲得させることをめざす。本稿では、本研修の効果を論じる。

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