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学校現場では「いじり」と称した「いじめ」が問題となっている。「いじり」という俗語は, 2000年代半ばに定着し,主に他者をかまって,からかうことを指す。2000年代以前にも「いじり」という言葉は用いられてきたが,「庭いじり」,「機械いじり」あるいは「機構いじり」のように,主に物質や集団,制度などに手を加えて変化させるという意味であった。本研究の目的は,(1)「いじり」という俗語はどのように定着していったのか,(2)「いじり」と称した「いじめ」はいつ頃から社会問題として捉えられるようになったのか,の2点を明らかにすることである。朝日新聞の1984年から2015年までに掲載された記事のうち,タイトルか本文中に「いじり」を含むものを指定して検索し,2,228件を分析対象とした。そのうえで,「いじり」の対象が人であった90件について,年代ごとに記事の内容を整理した。
Journal
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- 環太平洋大学研究紀要 = BULLETIN OF INTERNATIONAL PACIFIC UNIVERSITY
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環太平洋大学研究紀要 = BULLETIN OF INTERNATIONAL PACIFIC UNIVERSITY 16 197-204, 2020-03-31
INTERNATIONAL PACIFIC UNIVERSITY
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649462316160
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- NII Article ID
- 120006865482
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- NII Book ID
- AA1230704X
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- ISSN
- 1882479X
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1634/00000694/
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles