ジョスリン糖尿病センターの特徴からセルフマネジメントを支える患者教育を考える -ジョスリン糖尿病センターの視察を通して-

書誌事項

タイトル別名
  • ジョスリン トウニョウビョウ センター ノ トクチョウ カラ セルフマネジメント オ ササエル カンジャ キョウイク オ カンガエル : ジョスリン トウニョウビョウ センター ノ シサツ オ トオシテ

この論文をさがす

抄録

今回,糖尿病患者のセルフマネジメントを支える患者教育のあり方について示唆を得ることを目的に2012 年8 月29 日〜 9 月2 日の日程で,米国ボストンのジョスリン糖尿病センターの見学および教育プログラムへ参加した。教育を受けたスタッフが,「working with your healthcare team」(チームの一員として協働しよう)という考え方のもと,患者自身が自ら気づき・決定できるように各専門職がプログラムを実施していた。そして様々な対象に適応できるように多くの教育プログラムが開催されていた。さらに,教育プログラムの効果がどうであるか,教育プログラムの前後の患者の変化から評価ができるよう標準化がされていた。 以上のことから,糖尿病患者のセルフマネジメントを支えるためには,「working with your healthcare team」という考え方をふまえたチームとしての教育プログラムが重要なことを再認識した。また,日本における糖尿病患者教育は各施設が独自に行っているが,標準化を目指した取り組みも必要であると感じた。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ