日本の小学校における「ダイバーシティ教育」に関する調査

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タイトル別名
  • The survey on "diversity education" in Japanese elementary schools
  • ニホン ノ ショウガッコウ ニ オケル 「 ダイバーシティ キョウイク 」 ニ カンスル チョウサ

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抄録

本研究においては、小学校を対象としてダイバーシティ教育に関する調査を行った。調査においては、1)児童の実態、2)「児童の多様性に配慮した教育」や「多様性を認め互いに尊重し合う態度や行動を児童に醸成することを目的とした教育」の実施状況、そして、3)ダイバーシティ教育に対する教員の意識について明らかにすることを目的とした。その結果、特別なニーズを抱える児童の在籍率は、そのニーズの内容によってかなり異なり、また特定の地域や学校に偏在していることが明らかとなった。また、2割から6割程度の学校がダイバーシティ教育に関連する何らかの取り組みを実施しており、それらの取り組みの実施状況は各学校の児童の実態と関連していることが明らかとなった。ダイバーシティ教育に対する教師の意識は全体的に肯定的であったが、実践に関する知識があるかという問いに対しては比較的否定的に回答される傾向 があった。

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